タイトル : 2月25日mtgのまとめ。 投稿日 : 2011/02/26(Sat) 14:35 投稿者 : sizuya 参照先 :
ある程度キーワードごとに発言をまとめています。
箇条書きにするため、文章の一部を変更しています。意味が大きく変わらないように留意していますがもし問題がございましたらご指摘ください。
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[関西勉強会未参加者の意見まとめ]
A. おそらくSOMESAT PVを見て来られた方達(去年秋)とそれ以前からの方達の間で,進捗についての認識に相当ずれがある.前者の方達は,端的には「これまで何があって今何が起きているか」全然把握できない状況にある.
B. 全体像の把握ができないので,議論をしたとしても,何を端折ってよく何を真剣にやらなければいけないか勘所がつかめない.結果として,どうでも良い細部を延々と議論したり,肝心なことが抜けていたり.
C. 情報共有の方法が脆弱.とくに,重要情報とそうでない情報の区別ができない&情報が散逸する.ロードマップ等が把握できない,というところにそれが端的に現れている(じつは昔はあったが散逸)
D. リスクヘッジと進捗管理ができていない.とくに技術系は,個人依存が大きくトランスファも難しいので,今後もし本格開発に入ったりしたときアクシデント(人が抜けたとか)が起きるとどうしようもなくなる可能性大.
E. 頭で考える議論に偏りがち.(前例がないので,やってみないと分からないことが多いのだが,リスクを恐すぎ)
[線表:ロードマップ]
・宇宙でネギ振り以外の目的・目標・ロードマップが定まっていない感じ。 全般的に様々な点で理想に囚われ現実を見れて無い
・以前作られたロードマップはロードマップまで到達してない。
・線表(ロードマップ)とするなら、「 もう少し ハッキリとした目標・期限 を設定しないと運営がムリ 」
・最近参加された方達に全然シェアできていない.
・技術系は着々と進んでいるつもりであったが、周囲にどこまで進捗が認知されているか不明。
・線表が実現不可能な時間軸になっている
・空いた時間に動くというsomesatの活動スタイルだと締め切り制はなかなか。
- 時間(日時)で区切らずにステップ(課題)で線分区切る?
+現実的な時間で引き直す,というのは別に悪くないことだと思う。随時見なおしていけばよいのではないだろうか。
-2週間程度でできる作業内容まで落とし込む?
+技術面では今はそのステージでない。基礎実験がほぼ完了して,不確定要素が少なくなった状況で,日週単位で線表が引ける
・注意点は時間を決めて線表を引くと、遅れることはあっても早まることはない(人間心理)
[不確定要素]
・不確定要因ばかりなのはR(リサーチ)、D(デベロップ)ともよくあること。
・不確定要因の中でどう進めていくか。
-まず動いてみる
-ひとつずつ潰す
・「衛星開発」はスケールが大きな話ではない。普段のものづくりとやることは変わらない。
-「衛星を軌道に乗せる」となるとなかなかでかい話になるように思う。
+ スケールより、我々にとって不確定要素がどれだけあるかが問題。なぜなら誰も(つうなさん以外)本当の衛星作ったことないから
・今は、みんなで不確定要素はどこかを探すくらいのイメージで。だから闇雲でも動くことが必要
-各自知ってる範囲でしか動いていない
+範囲を越えて動いている人出てきている様子。
・各自自分の得意分野で物が作れ、知識・意見を出せるのは当たり前。
・闇雲でも動くなら今あるもので結果としての構造物(不確定要因)が出来るのか試す
・関西勉強会でも指摘したが出来損ないでも見てくれ悪くっても、衛星としての必要構成を満たす物を作るとか、自称ではなく任意団体として最低限の人数だけで構成を作ってみるとか、まずやって見る。
・ダメならダメな点を直していく闇雲でも動くってそういう事だと思う。
-技術系はもともとそのやり方。SOMESATの技術系はそのまだ最初期段階にいるというだけ。実際に,最小構成の衛星を作るための基礎部品を作ろうとしている(作っている)のが今の段階。
-いくつか物はできている。「やってみる」を実践している人はいると思う。
・実際の行動を出す前の洗い出しだとか整理だとか理屈的な方向にばっかり行って、言ってる事とやってる事が噛み合ってない。
-IRCになると急に理屈っぽくなるのはどうにかしたい。
・基礎部品を作るのも自分の土俵内で技術の洗い出しをしているだけでそこから出ていない(様に見える)
-それは印象。考えているのではなくて、仮の本業で実証されてきているやり方を若干アレンジしつつ適用しているだけ。そのように見えるとしたら、その部分が説明不足であることは認める。
・私達は既存宇宙技術を金で買える資金力がない。だから自分達の手でスクラッチビルドせざるをえない。深堀することになるのは当然だと思う。
[依存関係]
・「これをやらないとあれができない」という依存関係を整理するのは必要
・依存関係を整理するのは必要。まずはここからやる?
-ボトルネックの整理の為にその方がよい
+実際にアキバあたりで集まってする?
・どういう方法で整理する?
-ひたすら懸念事項を列挙して依存関係を明らかにする?
+懸念事項を列挙するんではなくて,衛星上げるのに必要な作業を知る限り列挙して並べたうえでブレークダウン。
*各々のA.I.を持ち寄って、依存関係をチェック後、ガントチャートにし、責任分担マトリクスを作る
-しなければならないこと、問題になることを思いつく限り付箋に書き、それをグループ化する。
+以前に実施したものhttp://linoit.com/users/vertigo/canvases/SOMESAT_TEST
・「衛星を打ち上げる」まで入れると量が多くなり見通せない部分がでてこないか?
-次年度まで?
+BBM完成か、せめてEMくらいまでかな?
・論点として 「 衛星をつくる 」 「 衛星を打ち上げる 」 を 分けて 考慮しておかない昔のSOMESAT TESTと同じ運命を辿る。
[人員問題]
・1部門数名でやらないと難しくなる。
・実際に開発に関わる技術系の人が増えれば、開発はスピードアップしますか?
-人数は絶対的に足りませんがスキルの低い人が沢山いても無駄。
+スキルの高い人達は要求事項を言うだけであっという間に理解して要求以上のことをやってくれます。スキルの高い人に入ってきてもらうのが最善。
-へたをすると教育で時間をとられてスピードダウンの可能性。
-顔つき合わせての機会が少ない分、技術があっても知識共有やら認識の刷り合わせやらでピードアップゼロって事もありえる
・無線の見通しは?
-測定器が足りず、理論のほうが追いつかない状態。 現象を見えるように画策中
-人狩りする必要性を感じている
+大学とかまわって人材を…
・事務系は 要求事項を伝えるだけでなく、時間をかけてスキルの低い人→高い人 に育てるのが最善
-より実行力がある人に挿げ替えるか今ある人を実行力がある人に鍛えるか
+我々だって育成は軽視どころか重要視してる。ただしSOMESATは宇宙へ挑戦ということで、スキル高い人がさらにスキル上げなければいけない。
-この間アナログ屋さんがひとり他界したので人材確保と教育は緊急の課題
[相互理解・補完関係]
・技術系は進捗とリスクヘッジが問題になっているだけで、開発順序は別にあまり疑念も障害もない。
・事務処理と経理処理は当然連動する。技術開発も事務処理で補完する
・実際に「衛星としての必要構成を満たす物」は2年たっても未だモックしか無いのは事実。
-どうしてだと思う?
+慎重になりすぎてる?
*違う。
-基礎研究段階だから?
+もともとその位時間がかかる物を作ってるから。とくに、本来の1/100くらいの工数しか投入できない.
*モノづくりはもともと時間がかかるんです。
・本来の1/100くらいの工数しか投入できないのならあわせの物でまずやって形作って見るとか、判りやすい物が無いと進行が見えない。
-いまは凝ったモノをつくろうとしていない。ありあわせの物でやってる。基礎の機能出ししてるだけでしょう。
・未知な部分が多いのに「もともとその位時間がかかる」と言い切れるってのも変な感じが。
-理屈でからまないでほしい
+ 理屈では まったく絡んでいないと思う
・「わかりやすい物が作られていない」ということは「それだけ開発が進んだ」ということだと思う。モックとか実験とか「わかりやすい物」は最初の半年か1年くらいしか作っていない。後は「わけのわからない基板」とか「読みたくもないプログラム」とかそんなものばかり。
・分かりやすいものをつくれば、新人さんやイベントに来た人には説明しやすいと思います。
-SOMESATは分かりやすい物を作ることではなくフライトできる物を作ることをやらなければならない。それが最優先。
+説明しやすいモックはもうあると思うがまだ必要?
*説明する側が説明し易いモックじゃ余り効果は無い。説明されて理解し易いモックで無いと
-今のモックに筐体付けてミク付けて見栄えも整えるってことですよね。達成したモックがあるので安心してましたが、確かに普通の人にはわかりづらいかも。
+SOMESATがやらなければいけないのは、分かりやすい物を作ることではなく、フライトできる物を作ること。
・説明不足と言うよりも 技術系 ・ 事務系で動いている人の「感覚の違い」のような気もします。
・2年で現状ならば以前製作した衛星よりもペースは速い。
・技術的な未知って何かあるか?
-衛星本業の人には既知でも、我々にとって未知なことはいっぱいあると思う。
・極論で言えば宇宙に持っていけなくても良い。ちゃちいカメラと適当な太陽電池とエネループに電気食いなはちゅね、市販の無線機で電波飛ばすでも必要な構成要素は入ってる。
-ありものつなげれば簡単にできるみたいな議論が以前にもあった。だが「つなげる」っていうのは傍目で見るより結構難しいこと。
・「 開発者 = 発表する人 となっているニコニコ方式 」が議論をフクザツにしている側面が。
-確実に動くモノづくりと説明できるモノづくりは違う
・見えていないものがわかってきたので、見える状態にもっていくこと。
-見えないものを追いかけても時間の無駄
・時間をかけて直接会って認識差を埋めていくしか打開策は無いように感じる。
・とりあえず自分のやった&やっている内容と構想をまとめておく
・やはり見える化をしていかないといけない。
-見える化>臨時板に報告書いてる人結局2,3人だけ
・メンバー内外に もっと ホウレンソウ しよう
・考え方や捉え方に相当の違いがあることも分かってきた。表面的な報告だけでなくなぜそう考えてなぜそれをやったのかまで踏み込んだ話をしないといけない。
-研究者どうしでも、分野が違えば相手が何を考えている分からない。職種まで違えばエイリアンになるのも無理はなし。
・会社みたいに境界があればいいけど周辺がぼやけてる
-SOMESAT以外のみなさんにも興味持ってもらえるように適度にオブラートに包める資料を作るべきだろうか。
[開発進行度]
・いろいろやってみるほど逆行しているイメージがある
-どういう事?
+後追いをしている感覚というか…ひとつの技術をおさえようとしたら、その基礎になっている技術へ戻ることになるというか
-後退ではなく、ブラックボックスを利用できないところは原理へ立ち返っている。
-基礎技術がなければ応用はできない。だから基本を押さえに行くだけ。根のない技能は意味ない。
・基本的(打ち上げ会社などに基本的なお伺いを建てられる程度のモデル)なブレッドボードモデルができるまでどの程度かかるか。
-無線があまり動作状況にないのでそれによりるが、そこを抜いて、今の電源+今のカメラ+今のはちゅね+若干のそれっぽい全体制御,くらいであれば本業なら1か月。今の体制なら今年できれば良いほうじゃないかな.
-そこから宇宙環境や打ち上げに耐えるように作り直し・網羅的試験を繰り返すと、また随分先になる。
・一つ思うのですが人は自分がよく知らないことを人がやっているのを見ると、簡単なことをできないでいると見なす傾向が大なり小なりあります。技術系が「事務系はなんでこんなことができないんだろう」と思い始めて非難とかしだしたら、SOMESATは一環の終わりです。逆も然り。技術とか事務とか何かしら区分を付けると、すぐに対立軸で考え始めるようになるのも、人間よくあります。SOMESATの中で、技術とか事務とかでくだらない対立が生じないようにしたいです。
-自分も、SOMESATの内部で対立したくない
*対立するためにココに居る訳じゃない
/自分でやらなきゃ苦労はわからない
来週、具体的なアクションプランを立てよう
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     ├ 2月25日mtgのまとめ。 - sizuya 2011/02/26(Sat) 14:35 No.145
     └ 情報集約についての提案 - masuno-sk 2011/03/04(Fri) 20:39 No.171
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